大分の郷土料理 がん汁(かに汁)レシピ モクズガニ
- 2017/02/17
- 21:38

私の故郷、大分県北部では9月~11月頃の秋になると川でモクズガニというカニがよく採れていました。モクズガニは上海ガニと近縁種で、秋になると海に移動するため、この時期によく採れていたのだと思います。普通に蒸したり、茹でたり、炊き込みご飯なんかでよく食べていましたが、子供ながらに美味しいカニという印象でした。このカニがたくさん採れたときは、がん汁というちょっと変わった汁ものにして食べていたのを思い出した...
香り松茸、味しめじ ~しめじってそんなに美味いか?~
- 2017/02/14
- 10:57

昔から香り松茸、味しめじといわれ親しまれてきた両者のきのこ、確かに松茸は誰もが認めるキノコの王様ですが、しめじって・・・と思ってる方いませんか。もしかしたらシメジ違いをされているかも知れません。味しめじのしめじは本しめじという種類で、八百屋さんでよく売られているブナシメジとは全くの別種なんです。 菌根性と腐生性 キノコは生きた植物と共生する菌根性と枯木や落ち葉等に寄生する腐生性に別れます。前者は...
クリーミー! 鶏レバーのコンフィ 持ち寄りやワインのつまみに最適
- 2017/02/11
- 21:59

今日は前回の記事よりレバー繋がりで、鶏レバーのコンフィのレシピを紹介したいと思います。レバー特有の臭みもなく、パサつきのない、クリーミーなレバーが味わえます。レバーが苦手な方はレバーを砂肝で代用しても美味しいコンフィが作れます。 コンフィとはフランス語で保存するという意味で、果物の砂糖漬けや肉類の油漬けなどがこれにあたります。日本でコンフィと言えば油漬けのことを指すことが多いです。昔は保存食の...
消える日本の食文化 ~レバ刺し復活への道~
- 2017/02/08
- 16:37

日本の食の安全性は世界的に見ても高く、そのおかげで私たちは安全な食事を毎日食べることができていますが、一方で安全性の面から消えていく食文化もあります。 記憶に新しいのがレバ刺しではないでしょうか?レバ刺しの提供が禁止されたのは2012年の7月からで、もうすぐ5年が経過します。私もレバ刺しは大好きだったので、当時はかなり残念な気持ちになったのを覚えています。禁止された理由は牛の生レバーから高確率で病原...
もっちもち! 新食感の嶺岡杏仁豆腐 レシピ
- 2017/02/05
- 19:15

嶺岡豆腐とは 嶺岡豆腐というものをご存知でしょうか?嶺岡は千葉県の房総半島の先端に近い山間部にあり、江戸幕府直轄の牧場があった場所です。日本の酪農発祥の地として知られ、時代は徳川8代将軍吉宗の時代といわれています。ある時、吉宗が牧場の視察に訪れた際、豆腐を所望され、料理人が急遽、牛乳と葛(当初は牛乳を酸で固めたチーズのようなもので、後に牛乳と葛を原料としたスタイルになったともいわれています)で固めた...
管理栄養士の裏側② 元栄養系大学教員が見た管理栄養士の就職事情について
- 2017/02/04
- 21:29

今回は前回に続き、管理栄養士の裏側の第2回として管理栄養士の就職状況について書いてみたいと思います。あくまで地方のいち私立大学の現状ですが、概ねどこの私立大学でも同じような現状であると思います。管理栄養士とは栄養士の上位資格で、主に病院などで献立作成や患者さんの栄養管理を行ったり、地域住民への栄養指導などを行う仕事です。最近ではテレビ等で健康食品の機能性を説明したり、料理番組でレシピを紹介したり、...
今が旬!メバルを釣って食べよう
- 2017/02/02
- 21:07

春告魚といえば以前はニシンがそのように呼ばれていましたが、ニシンの漁獲量減少によって、最近ではメバルのことを指すことが多くなっています。メバルの名前の由来は目の大きな見た目から、目張る(メバル)と呼ばれるようになったと言われています。2月のこの時期は海水温が低下して、魚の活性は落ちるのですが、逆にこの時期に活発になるのがメバルです。メバルは上品な白身でとても美味しい魚です。そして比較的釣りやすい魚...
ハーゲンダッツバニラの完全再現に挑戦! 再現レシピ
- 2017/02/01
- 23:15

今回は成分表示からハーゲンダッツバニラの再現レシピの作成に挑戦しました。私もまだこのレシピで作っていないので、誰かこのレシピで再現していただいて、感想をいただけたら嬉しいです。 ハーゲンダッツバニラの原材料 クリーム、脱脂濃縮乳、砂糖、卵黄、バニラ香料、(原材料の一部に卵白を含む) 原材料は意外に少ないです。脱脂濃縮乳は牛乳から乳脂肪を除いた脱脂乳を煮詰めて濃縮したもので、脂質が少ないエバミルクのよ...